- 顎関節症
- Temporomandibular disorder
- 専用のマウスピースでの治療です
顎を動かすと音が鳴る、口を開ける動作に違和感がある、痛みがある、などの症状の総称が「顎関節症」です。人によっては、急に発症する場合もあります。
よく耳にする名前ですが、はっきりとした原因はわからないのが現状です。
噛み合わせや睡眠時の姿勢などが原因ともいわれています。
しかしはっきりした原因がわからないからといって、「治療法がない」というわけではありません。
スプリント療法、投薬処置、外科処置などが挙げられますが、その判断は実際に症状を診なければできません。
痛みでなくとも、顎の周辺に違和感を抱えていらっしゃる方は、一度当診療所までご相談ください。※治療には保険の適用が可能です。
- スプリント療法
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スプリントとは、顎関節症治療専用のマウスピースのことです。
スプリントを装着していただき、顎のずれを少しずつ、徐々に正常の位置に戻します。
この方法で症状の改善が見られた方がたくさんいらっしゃいます。
まずはご相談ください。 - 運動療法
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口を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指します。顎関節症における運動療法には、以下の5つがあります。
【大開口練習】
口を大きく開けて顎の筋肉をほぐす訓練。【円板整位運動療法】
ずれてしまった関節内円板(軟骨)を正常な位置に戻す訓練。【下顎頭可動化訓練】
動きが悪くなっている顎関節の動きをよくする訓練。【筋負荷訓練】
弱くなっている筋肉を増強させる訓練。【ガム咀嚼訓練】
関節の動きが改善された後に生じる、噛むときの痛みを消す訓練。